木造十一面観音立像 松阪市指定文化財

 

鎌倉時代/像高106.1cm、檜材、寄木造、漆箔像

 像全体をわずかに左にひねり、曲線を浮きだしている。顔や腰下からの肉付きが少し弱いが、全体に調和のとれた気品のある作で、慈悲慈愛の相を示す立派な像である。恵心僧都の作と伝えられ、明治の観音堂建立の勧進帳にもそう記されている。
 本尊は黒瀧観音堂に祀られていたが、明治37年の暴風雨の際、村人たちによって運び出され、東漸寺境内に建立された観音堂へと移された。そのため、黒瀧観音とも称される。(松阪市の文化情報より)

 

三面八臂馬頭観音座像

 制作年代不詳

家野地区にあった福泉寺のものと伝えられ、長年にわたり家野柏野地区の守り本尊として大切にされてきた観音様です。 平成28年2月14日家野地区集会所より当山観音堂に遷座しました。

馬頭観音梵名ハヤグリーヴァは、観音菩薩の変化身の「六観音」の一尊。柔和相と憤怒相の二つの相をもち、密教では憤怒相の姿を馬頭明王とも呼ばれます。

この観音様は柔和な相に見え珍しい造りと思われます。

白寿観音

 

東海白寿三十三観音霊場 第八番札所

ぼけ封じのご利益があります。